これであなたも猫からモテモテ 猫の気持ちを読み取ろう

目によるその時の気分も重要ですが、それ以上に注意したいのが耳です。実は猫の五感で最も優れているのが聴覚なのです。


猫の耳は性能が良くて、人間では聞こえないような小さな物音でもキャッチできます。人が聞こえる周波数の範囲（可聴域）は12～20kHzとされていますが、猫は30～60kHzという高音を聞き取れます。ちなみ犬は40～47kHzとされています。


猫は興味を惹く音を聞き取ると、すぐに耳が動きます。左右の耳を別々の方向に向けることもでき、前に傾けて危険な音かどうかを判断します。音が出ている方向や距離も耳で聞き取ります。


こうした高性能の耳を持っているので、猫は耳で返事をしてくれます。猫は寝ている時でも、呼びかけると片耳の先をヒクヒク動かして返事してくれます。これは呼ばれても、今は邪魔しないでと意思表示しているのです。


逆に興味のある時は、耳をピンと立ててじっと集中します。興味があるので、それが何かを探っているわけで、次に起こることを期待しているのです。


あまり嗅いだことがないものや、初めて見るものなどに対しては、耳を後ろに反らし気味にして、ちょっと警戒モードになります。


甘えたい時には、耳を斜め後ろに倒して頭を撫でてもらうのに邪魔にならないように折りたたみ、自分からこすりつけてきます。


耳をピクピクさせたり、左右にクルクルさせる時は神経質になって注意しています。何かを探っているわけで、自分に危害を与えるかどうかを探っています。